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スモールビジネス論ダイアリー(第7,8回)
高松大学経営学部で現在開講中のスモールビジネス論は,将来カフェや雑貨屋などのお店を出してみたいという学生のために,お店の基礎知識をその道の専門家から学ぼうというコンセプトで実施されています。 今回から4回で,高松市でデザイナーをされている冨田紀久子さん(デザインオフィスキクコ代表取締役,香川県中小企業家同友会副代表理事)を講師にお迎えし,「あったらいいなの店作り」をテーマにプレゼンボードの製作を教えていただきます。
プレゼンボードとは
プレゼンボードってなに?という人も多いと思います。写真は,冨田さんが具体例として作成してきてくださったものです。A1版の大きさのポスターのようなものですが,自分のやりたいお店のイメージを見えるようにするものです。お店の名前や,外観・内装のイメージ,店内の平面図,商品などが書き込まれているのが分かると思います。

プレゼンボードを作る意味
なぜ,プレゼンボードを作るのでしょうか? 漠然とやってみたいなーと思っている夢は,思っているだけでは実現しません。しかし,夢を文章にし,具体的なイメージ(例えば絵)にすることで,夢に大きく近づくことができると,富田さんはおっしゃいます。この,自分のやりたいことのイメージ(コンセプト)をはっきりさせるというのが,プレゼンボードを作る最大の理由だと思います。
他の理由としては,自分の考えを他人に分かるようにするということです。他人に分かってもらうと,どうなるんだと思うかもしれません。しかし,お店はなかなか一人ではできません。銀行からお金を借りないといけないかもしれませんし,お店の内装・外装は業者に頼むでしょう。そのようなときに,言葉だけでなく,具体的なイメージがあると,一目瞭然で相手に分かってもらえるとおもいます。そうなると,相手の協力も得やすいのではないでしょうか。
作成の過程
前回までに作成したお店のコンセプトを視覚化します。まずは,ラフスケッチを考えます。A3の用紙(A1の4分の1の大きさ)を使って,構成を考えます。タイトルをどこに入れるか,内装のイメージは,取り扱い商品の例は・・・などなど。このときに,縦横に紙を折って4分割もしくは8分割すると,場所が決めやすくなります。また,外側を2センチほど折って額縁を作ります。額縁があると,引き締まって見栄えが良くなるという効果があるということです。皆さんも試してみてください。
資料集め
店舗のイメージや,扱いたい商品は,自分でデザインするのがベストですが,なかなか簡単にはできないのではないでしょうか。そんなときは,雑誌やポスターなどから自分のイメージに合う写真やイラストを切り抜いて切り抜いて,それを拡大して使うとよいでしょう。この,資料集めが非常に重要だということです。ここで,自分のイメージにぴったりなものを集めておかないと,最終的にそれを張り込んでいっても,自分の考えてるものはできませんよね。
時間配分
冨田さんは,プレゼンボードを作る全体の時間を100分とすると
・考える時間 60分
・資料集め 25分
・製作 15分
ぐらいの時間配分が適切だと言われます。 モノを作るときには,どんなモノを作るか(つまりコンセプトですね)を,よくよく考えないといけません。そして,資料集めに充分手間をかけておくと,実際にモノを作り始めたら,アッという間にできるということです。
授業を終えて
私は,時間配分のうち考える時間と資料集めの時間が多いのに驚きました。でも,実際のお店作りを考えると,やっぱりそうだなあと思います。店作りを始めてからダラダラ時間をかけると,お金はかかっているのに,お店は開けない,だから収入もない・・・となって,とんでもないことになります。やり始めたら,サクサクできるように,よくよく考え,全体のプランをきっちりつかんでおくことが大事だなあと思いました。
